はじめのはじめ

二次元傾倒な日々。

星メモ日記6

明日歩と通う補習授業が始まった。 「あたしはね、結局、星を見上げられるんだったらそれでいいのかもしれない」 おい、この子ほんとに勝手なこと言い出したよ! そりゃ自分の大切な想い出の中の洋は、頭でっかちで友達がいないような子供だったのに、久しぶ…

蒼衣鈴について

お風呂に入りながら、衣鈴のことを考えていた。 衣鈴は別に、星々の物語に興味があったわけじゃない。吸い込まれるような雲雀ヶ崎の星空が、別に好きだったわけじゃない。それでも毎日のように学校の屋上に足を運び望遠鏡を覗いていたのは、ある特定の星空が…

星メモ日記5

こもも、義理堅い性格で非常に好印象。冷静さを欠くとダメになるけれど、基本的には正しさの体現。戦う相手には情報を開示し、現状を把握させ、最大限の力を発揮させる。そうしなければ、相手の力量を把握することなんてできないし、そんな状態の相手に勝っ…

星メモ日記4

天クル活動初日。 「洋ちゃん、こももちゃんのこと知ってるんだ」 むー、ってしてる明日歩可愛いなぁ……! 自分の大切な想い出の場所に、多くの人が立ち入るようになることについて、明日歩はあまり良い感情を持っていない。洋は合理的に判断しているけれど、…

星メモ日記3

初登校。蒼ちゃんも家を出るのが遅い。ゆったり歩いているところを見ると、あまり教室で時間を過ごしたくないというあれか。 名前を忘れてしまった「展望台の彼女」だけれど、彼女との思い出はまだ残っているようで。彼女に笑われないように──友達をつくらな…

星メモプレイ日記2

パスタを作るのに1時間以上も要するシェフ千波。おみまいするぞぉ! ……どうしてこうアピールしてくるんだ、このゲーム! 千波について。 兄にできることが、そしておそらく多くの人にできることが、自分は上手くできない。迷惑をかけてしまう悔しさと、力に…

『星空のメモリア』プレイ日記。

数年前、まだ幼さが残っていたあの頃。おでこにキスを交わし合うような間柄の女の子がいた。彼はそれを「初恋ではなかった」などと言い、ゆえに「いまだ初恋を知らない」などと嘯いているが、実際のところはどうだったのだろうか。ともかく彼は、そんな思い…

結婚しました!

ただでさえ更新のスピードが遅いブログですが、ここ数ヶ月は式の準備やら新生活やらで、すっかりほったらかしになっていました。少しは落ち着いたので、近況報告いたします。 私事ではありますが、この6月に結婚しました。高校時代から10年ほど、恋人だった…

「りゅうおうのおしごと!」5巻を読んだ。

タイトルのとおり。書きたいことはまとまっていないので、ざっと感触だけ。 なんというか……それがプラスでもマイナスでも、この社会で人間が生きている以上、循環している流れみたいなものがあって、多かれ少なかれそれらの輪に誰しもが乗っている。家族とか…

ひだまりスケッチ9巻の話とか。

ひだまりスケッチ9巻を読み終わりました。昔はよく、4コマ漫画を何度も繰り返し読んでいたのですが、最近は一度読んだらケースに入れて、そのまま置きっぱなし、ということがほとんどになりました。ひだまりも、6巻くらいまでは比較的読んでたのが、それ以降…

『ゆきこいめると』やってます。(感想のようなもの)

というわけで、癒しを求めて、ゆきこいめるとに行き着きました。 公式サイトはこのあたり。http://frontwing.jp/product/yukimel/index.html いつもながら、季節感をまったく無視したチョイスになってしまった。 寒いのが大の苦手な主人公──陸崎瞠(おかざき…

はしりがき(ハナヒメアブソリュートの話)。

ハナヒメアブソリュートをプレイしている。進行状況はポリーナルートが終わり、メアルートに入った、といったところ。 ストーリーについては今のところ特筆すべき点は無く、ポリーナルートは、うーん、普通。普通にイチャイチャして、普通に結ばれて、危機が…

千恋万花ムラサメルート感想(ネタバレあり)

将臣「君がこれ以上、一人で泣いているのは嫌だ。 どうか、人として生きて、いや生き直して。俺といっしょに……!」 俺は再び、目の前の少女を抱いた。 懇願した。 俺と生きて欲しい、と。 ──刀が紡いだ、500年後の出会い。 ゆずソフト最新作『千恋万花』をプ…

雑記。あるいは、恋×シンアイ彼女について。

感想を書く、というのは不思議な行為だと思う。 大体の場合、物語を読んだ直後には、様々な感情が俺の中をぐるぐる渦巻いている。それら一つひとつはひどく不安定で、しばらく時間が経つと、霧のように散ってしまう。いや、本当は気づかないだけで、心のどこ…

『恋×シンアイ彼女』の話。(ネタバレあり)

タイトルの通り、もっと具体的に言うと、國見洸太郎と、姫野星奏の話です。 心の中に、散り散りとなっている感情の断片を拾いながら書いていこうと思います。それらが繋がって、感想、という創作になるかどうか。けれど、読んだ以上は、受け取った以上は、何…

『PRIMAL HEARTS』、はじめました。

今年の冬は比較的暖かい、といわれているようですが、やはりこの季節になると朝の出勤が辛くなります。8月生まれの俺なんかは人一倍寒さに弱いので、寒い寒いと呟きながら駅まで自転車を走らせています。 けれども、ぼやいたところで冬は始まったばかり。な…

『りゅうおうのおしごと!』1巻の感想とか。

さて、またしてもTwitterでつぶやかなくなった。観測範囲は極力狭めているのだが、それでも他人のヘイトに当てられてしまうことがあるので、あまり向いていないのかもしれない。あと、つぶやきという形式が苦手なのだろうか。なのでこちらにつらつらと書いて…

スズノネセブン(代官山すみれルート)感想

今更ながらスズノネセブンをプレイし始めました。何気に初クロシェット……かもしれません。ひとまず、すみれルートをクリアしたので感想を。 この世界で『魔法』と呼ばれる現象が認知されたのは、そう遠い昔の話ではない。代官山十四郎らの尽力により設立され…

夏空の話。

今年もまた、夏という季節がやってきました。 近畿地方を掠めるように上陸した台風も過ぎ去り、この三連休は夏真っ盛りと言ってもいいほど暑かったです。根っからのインドア派である俺は、友人宅でどうでもいい雑談をしながらゲームをしたり、自宅でエロゲ──…

ヤマノススメのすすめ。

先日、Amazonで購入した『Angel Beats!』がなかなか届かないので、近所のTSUTAYAまで出掛け、以前から観ようと思っていた『ヤマノススメ』を借りてきました。全話がDVD1枚に収録されているようだったので、とりあえず1期まで。ここを読んでいる方々は、すで…

長雨の季節に。

紫陽花を見ると、ある女の子の事が頭をよぎる。 といっても、実際の知人というわけではなく、『your diary』というゲームの“ゆあ”という人物の事だ。肩にかかるくらいの桜色の髪を可愛らしく編み込んでいるのが印象的で、その下には子供っぽさを感じる大きな…

誰彼時に見える星の話。

ねこねこソフトの新作『すみれ』、クリアしました。てっきりルート分岐があるものだと思っていたので、びっくりです。 感想等は後々に書くかもしれませんが、一番印象に残った……というか好みだったのは雛姫の話。はい、こういう面倒くさいと言われるような女…

ねこねこソフト『すみれ』 共通部分の感想とか。

というわけで、5月末発売のエロゲの中では、ねこねこソフトの新作『すみれ』と、朝妻さんがディレクターということでPULLTOP Airの『なついろレシピ』を購入しております。サントラすきーの私としては、どちらも特典がサントラ(ねこねこの方は15周年の物で…

『ハクメイとミコチ』の話とか。

先日、地元では大きい部類に入る書店に行った時のことです。 以前から買おう買おうと思っていた『坂の上の雲』の1、2巻を手に取り、そのままぶらぶらと漫画コーナーで面白そうな本を探していた私の目に、興味深い帯が入り込んできました。 森の奥で暮らす、…

道の話とか。

『なついろレシピ』の発売日が5月に延期し、4月末発売のエロゲについては、やってみようかなと思うものが無くなってしまいました。ということで、ゆっくり、ゆっくりと歩くような速さで『花咲ワークスプリング!』を読み進めています。若葉ルートと彩乃ル…

花咲ワークスプリング! 雑感(ヒカリルートネタバレあり)

部則その1、部員は未練がある者でなければならない 部則その2、部員は他の幽霊を労り、言葉を大切にしなければならない 部則その3、部員は怠惰でなければならない 部則その4、部員は未練を失ったら去らねばならない 部則その5、部員は桜の木の下で立ち…

物語は続いていく。

サノバウィッチ和奏ルート読了、これをもって全てのルートをクリアしました。 柊史や寧々、オカルト研の皆の人生は、これからもずっと続いていくわけですが、それを見ることができないのは、やはりさみしいですね。 昔──二次元に没頭する強度が今より遙かに…

サノバウィッチ寧々ルート感想(ネタバレあり)

寧々「少し時間がかかるかもしれませんが……私は絶対に、幸せにしてみせますから。それで、また2人で心の底から笑いあいましょうね」 寧々は笑ってくれた。 涙を零しながらだけど、それでもちゃんと笑ってくれた。 (サノバウィッチ/寧々ルート) ──涙は宝石…

サノバウィッチ紬ルート感想(ネタバレあり)

紬「そうなんだ……だったら、いいよ。しばらく、保科君のお母さんでいてあげる、よしよし」 こんな姿、他の人には情けなさ過ぎて見せられないだろう。 それでも甘えたくなってしまうから不思議だった。 (サノバウィッチ/紬ルートより) 紬お母さんは天使。 …

サノバウィッチめぐるルート感想(ネタバレあり)

めぐる「……セ、センパイですから。わかってます……。わかっちゃい……ましたよ……もう……」 その後はもう、2人とも言葉もなく、ただこうしていた。 とくん、とくん、とずっと耳朶に響いていためぐるの鼓動は── めぐるが帰ったあとも、ずっとオレの体内で鳴りやま…