はじめのはじめ

二次元傾倒な日々。

星メモ日記4

 天クル活動初日。
「洋ちゃん、こももちゃんのこと知ってるんだ」
 むー、ってしてる明日歩可愛いなぁ……! 
 自分の大切な想い出の場所に、多くの人が立ち入るようになることについて、明日歩はあまり良い感情を持っていない。洋は合理的に判断しているけれど、明日歩の方がロマンチストであるということか。
 岡泉部長登場。なんだろう、古き良き部長像という印象を受ける。イリヤの空とか、ひまわりとか、あのあたりの系譜?
 
 千波の部活について。
「お兄ちゃん、千波のこと心配なの?」
「……そんなことない」
「えへへ」
 ……好き。とてつもなく好き。ありがとうございます。お兄ちゃん観察日記の設定が生きている表現。
 
 部室での明日歩との会話。
 明日歩にとってもあの日の展望台での出来事は一つの区切りだったのだろう。一線は越えない範囲で、積極的に洋に近づいていこうとしている。一段、一段、友達から恋仲へ向けて。明日歩による洋の攻略作戦。この段階で本人にそこまでの自覚があるかはわからないけれど、洋の想い出は洋の想い出として、けれど自分の想い出もきっと、それと同じくらい大切で大きいものだからという、清々しい態度。好き。
 
 カップルの仲を引き裂くという死神の都市伝説。
 洋って、不可解なことに遭遇したときはまず本で調べて知識を得て、その後自分の中で考察するという、実に合理的、頭でっかちな性格として描写されている。逆に、超常を超常として受け止めることについては、そこまで柔軟性があるわけではない。しかし、このゲームって、「超常現象アリ」の世界観だよね? そこをどういう風につなげていくか。
 
 メアの嫌いなものリスト
「人から命令されること」
「馴れ合い」←New!
 これまで一度も触れたことのなかった少女に、目をつむらせてから抱きしめるって、そりゃ変態だろうよ……。ふつうに触れるくらいでいいじゃないか!
 そして翌朝、メアと同じくらいの背丈の新しい少女が登場。これどうみても幼女だ。あ、衣鈴の妹か。……その年代と”同じくらいの背丈”って表現されるとは、メアの新調はイメージしていたよりずっと低いんだな。
 
 メアの嫌いなものリスト
「人から命令されること」
「馴れ合い」
「変態」←New!
 
「わたしでも、天体観測できるの?」
「わたしでも、キレイって思う?」
 ところどころで顔を見せるメアのこういう台詞。なんというか、あれだ、罪の意識。悪夢を刈り取る存在である自分を肯定できない。誰だって、自分の大切にしていた想い出を消されてしまったら、当然のように恨むだろう。
 
 これは、強引さがウリの小河坂兄妹が、南星親子にそのお株を奪われたということかな。洋は否定するかもしれないけれど。衣鈴に対する小河坂兄妹のそれが良い方向に作用しているだろうように、洋に対する南星親子のそれも、きっと良い影響を与えるはずだ。寝言の「ごめんね」は、明日歩自身も強引だったということを自覚しているから、かな。
 
 明日歩の前にメアが現れることは無かった。
 自宅にて。
 衣鈴の語り口調は、誰かに話しかけているというよりは、どこか独白めいていて。誰かに自分の気持ちを話すことに慣れていないようで。
「私は、友達なんていりませんから」
 そうくるよなぁ。メアと明日歩と衣鈴。友達に対する三者三様の態度。洋が一番理解できたのは、昔の自分と重なって見えた衣鈴のそれ。
 明日歩と千波と洋、洋とメア。ぎこちない星見だけれど、これまでには無かった光景。