はじめのはじめ

二次元傾倒な日々。

星メモ日記7

 明日歩と通う補習授業2日目。
 
 総一朗と万夜花と詩乃。明日歩とこさめと洋。そして、都市伝説の死神。こういう描写って、鼻につくものとそうでないものがあって、今回はどうなるだろう。天クルとして活動する洋たちを見守る時の彼らの目が、過去を懐かしむ色を見せるとき、そこに心残りを感じるのは気のせいだろうか。
 
 海水浴にて。
 エロゲの海水浴イベントって久しぶりに見た気がする。プールとかで水着イベントを行うシナリオが増えたのではないか。着替えから真っ先に戻ってきた明日歩。なんだろ、明日歩って「服の下に直接水着を着てきたからね! 着替えっていっても脱ぐだけなんだよ」とか言いそう。
 あ、こももがナチュラルに「どけて」とか方言を使ってる。
 
「男子と一緒にボート乗るの、やってみたかったの……」
 明日歩ほんとうに積極的だなぁ。無理してない? ちょっとだけ危うさを感じて、不安になる。けれど、恥ずかしながらも幸せそうなので、良いのだろうか。でも千波、これ気づいてたよなぁ……。
 
 境内にて。
 直前のこさめと雪菜の会話から一転、こももと洋の会話へ。「今日、最高気温が何度か知ってる?」とか喋りながら、生真面目に、やる気無さそうに、ひしゃくで水を撒く。うだるような暑さの中で、当事者たちには悪いかもしれないけれど、その光景はなんだか落ち着いた気持ちにさせてくれる。 こさめと雪菜の会話が、終始駆け引きという印象を受けるものだったのに対して、こももと洋の会話は、明瞭な言葉のやりとりで。踏み込まない一線はあるのだけれど、そこには高度な駆け引きは無くて、ただ相手に言いたくないから言わないという、ごく自然な感情にもとづくもの。はぁ~、落ち着く。
 
 なんかよくわからん生命体が出てきた。ドラゴンみたいな見た目で火とか吐く。俺はもうだめだ。メアに躾けられます。その座は譲らん!
 
 展望台にて。
 こさめがようやく自分の感情というものを表してきた。「こもものためなら、他のものを切り捨てても仕方がない」という覚悟がある、というような危うさを持っている。上述した明日歩の危うさとはまったく違う性質のそれは、例えるなら、本来立ち位置として安定してはいけないところで、けれど安定してしまっているような。それを支えているものとはなんだろうなぁ。自己満足と自己犠牲……とかいう雰囲気がにじみ出ていて、やりづらいなぁ。