はじめのはじめ

二次元傾倒な日々。

にっき

<おんがくとか>
 Ducaの15周年ベストが届いたので職場への往復電車の中で繰り返し再生。この中では『観覧車~』と『My First Love』が二強ですかね。Meis Clausonという人の音作りが、俺の琴線にびびっとくるみたい。まあ、俺はアップテンポな曲調でピアノを全面に押し出されたら、美味い美味いと言いながらガツガツ食べるようなバカ舌──いや、この場合はバカ耳──の人間なのですが。それでもこの人、こういう曲以外にも、シンアイ彼女のEDや恋愛ルセットのEDみたいなバラードも作れて、しかもそれがまたいい曲なんですよね……すげえなぁ。
 そんなこんなで、なんか他にいい曲ないかなーとyoutubeでエロゲのOPとか流したりしてました。アストラエアFinaleのOPとか、やっぱり何度聞いても痺れますね。時にアウトロの入り。こんなのゲームやりたくなるに決まってる……今年の冬にでもやるかー。あと、『永遠の魔法使い』とかいう魔女こいにっきのED。聴いた後、反射的にサントラをポチってました。最近ほんと財布のひも緩いなぁ……。いや、普段は一曲のためにサントラを買うなんていうことはほとんどないのですよ。今回は音楽担当が水月・樋口と外れようがない面子なので、いいかなー、と。ゲームの方も気になったのですが、シナリオに新島夕の文字が。サガプラの頃はそうでもなかったのですが、最近はちょっと苦手意識がついてしまっているのです。なんというか、作品にテーマありき感が全面に出ていて、登場人物がそれに付随しているというか。……単純に好みの問題ですが。それでいて、めちゃくちゃに面白いというところがたちが悪い。そういう作品は、総じて読んだときに受けるダメージがでかいんですよね。魔女こいにっきもいずれ読むと思いますが、タイミングを間違えると生活が酷いことになりそう……。

 

<エロゲとか>
 今週は職場の空気が殺伐としており、なんでこんな環境で仕事せにゃならんのだと、精神的に疲れておりました。そんな気分でまいてつを進めるのは嫌だったので、癒されるために何かいいゲームはないかなー、とケースをあさっていたら『ひめごとユニオン』という懐かしいゲームが出てきたのでインストール。小春ちゃんに会いに行っておりました。小春ちゃん可愛いんですよー。とある理由でこれまで異性に触れないように生きてきたという女の子でして、主人公にも最初はつっけんどんな態度をとっているわけです。しかし、主人公にだけは触れても大丈夫なことがわかったり、互いの秘密を共有したりすると、実験とか言って、とたんにぺたぺたくっついてくる。計算高く積極的にアピールしてくるのも、周りの女の子に主人公をとられまいとする対抗心で、しかもその計算高さやむき出しの対抗心は自信の無さを隠すためのものという、そんな感じのジュニア女子……。他のヒロインには全然興味が沸いてこないのですが、共通部分もテンポよく進むので非常に読みやすく、小春ちゃんの頑張りも見れたので、なんとか今週も乗り越えられました。ありがとう小春ちゃん

 

<まいてつ>
 そんなこんなで小春ちゃんに癒されたので、休日はまいてつを進めることができました。日々姫ルート終了まで。日々姫の、家に対する確執とかが書かれるかなーと思っていたけれど、そのカンは外れましたね。日々姫にとってそれは、双鉄に受けとめてもらったこと、稀咲に認めてもらったことで、終わっていたのですね。

稀咲「いいや、日々姫。格好いいのはキミの方さ」

 たった一言。この一言。日々姫ルートで一番……いや唯一、ボロボロと涙をこぼして泣いてしまった回想シーン。双鉄が帝都に出て行ってしまい、自分の味方をしてくれる人が一人もいなくなってしまった日々姫。背を丸め歩いていた彼女は、しかしある時、自分の絵を好きだと言ってくれる人に出会った。
 誰かに認めてもらうこと。ふと、『三月のライオン』の「嵐のように救われることがある」という言葉を思い出した。不意打ちのように、落雷に打たれたように。人は突然に救われることがある。
 誰も知ることのない日々姫の絵を、自分の好きなものを、皆に知ってもらいたいと稀咲が提案した同好会。絵を描いて、発表する。ただそれだけ、たった二人だけの同好会。なんということはない、美術部をやめてしまった日々姫の絵を発表する機会を作るというそれだけの意味に思えた稀咲の提案。けれどそれは、この物語の終盤にきれいにつながっているんですよね。
 発表の場は、市長選挙戦の討論会。そして、描いた絵は日々姫、稀咲共に──御人夜の未来図。

日々姫「描きたい絵、本当は誰にだってあるんです。それを表現しやすい世界を、私はみんなと描きたいです」

 二人だけだった同好会。けれどこれからはみんなで描いていきたい。そう語る日々姫に、笑顔で握手する稀咲。それは二人が出会ったいつかの日と同じで。
 もうね……見事です……ありがとうございました。