はじめのはじめ

二次元傾倒な日々。

ワールドエレクション。パフルート感想。

 どうも、頭痛がいっこうに収まらないのでやべーと思い、CT撮ってきたんですが、特に異常はありませんでした。……じゃあ何が原因なんだ。血液検査の結果、白血球がやや多くウイルスの可能性があるってことで、細菌をやっちまう系の薬と、あとは純粋に解熱鎮痛薬をもらって、ひとまず様子見です。まあ、効いてる、気がする……!
 そんなわけで、ゴロゴロ療養してたわけですが、薬が効いてる間はわりかし楽なので、エロゲとかやっちゃうっていうね。はい、パフルート読み終わりました。ロリ天使可愛い!
 パフについては、共通のエピソードが結構強く印象に残っていて。あれです、夜に屋上でおにぎり食べるやつです。その時にパフがおにぎりを好きな理由として、「誰が作っても美味しくできる」みたいなことを言ってるんですよ。これは単体ではたいした意味を持たない言葉ですが、そのエピソードの少し前、ヒロイン達が敬に手料理を披露するというエピソードと合わせると、見えてくるものがある。美味しい料理を披露したパフは、けれど、最初からこんなに上手にできたわけじゃない、と言います。人間界の食文化は、天上界のそれとは大きく異なるから、と。寮の自室で、失敗作の料理を見つめてズーンと落ち込んでいるパフの姿は、容易に想像できます。けれどお腹はぐーぐー鳴るばかりで、涙目で残った米と塩を使っておにぎりを握り、えいやっと口に運んでみたら、それは思いの外美味しくて。
 パフって、0から1に持っていく作業はとことん苦手だけど、1からひとりで地道に積み上げて行くのは得意、ってタイプじゃないですか。だから料理という分野で、おにぎりを美味しく作ることができたっていうことが、パフの料理修行のスタート地点だったのでしょう。最初から何も美味しく作れなかったら、きっとパフは自炊を諦めてしまっていたんじゃないかと思います。……まあ、共通を読んでた時は「パフって、失敗にめげずにコツコツ努力できるやつなんだろうなぁ」くらいの印象でしたが。
 しっかし、個別を読み終えて思うのは、学園生活において、パフに『0から1にする方法』を教えていたのはいつだって敬だったなぁ、ということですね。ミリエル先生の少ない話から察するに、天上界って基本的に自己評価みたいじゃないですか。他者の評価よりも、自分の信念にどれだけ忠実に行動できるか、みたいな。それは天上人の本質──おそらく悪になり得ない──があるから成り立つシステムなのでしょう。そんな天上界でエリートだったパフが、多種族ごっちゃ混ぜの学園で上手く振る舞えるわけがないんですよね。自分の信念を押し通すだけでは決して縮まらない距離が、すぐ隣の席に座っている同級生との間にあるわけですから。パフにとって初めてばかりで、『0』からで、だから空回りばかりだった。
 一方で敬は、入学早々のソフィアとのトラブルでくすぶっていたとはいえ、もともとは『みんなとわかりあいたい』という想いを抱えていたわけです。そしてそれは、みんなとの選挙活動を通じて、より確かなものとなった。どうやって、文化や生活様式やそもそも種族が異なる他者とわかりあえるかを、ずっと考えていた。
 相性がいい二人だよなー、と純粋に思ってしまいました。『0から1にする努力』と『1から積み上げていく努力』を体現しているーーというと言い過ぎになってしまいますかね?ーーカップルなわけですから。

 あー、あとパフの幼さが際立つイベントCGは凄い好きでした。そういうシーンになると一際幼くなるCUFFSのゲームを思い出して、ひとり切なくなったのはまた別の話。1回目のもいいんだけど、2、3回目の抱える系のは、個人的に好みでグッド! もう少し激しくてもよいと思いました!

 次は……ファウラさんかなぁ。