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はじめのはじめ

二次元傾倒な日々。

人間の力とか

ラノベ
 Twitterで「おしっこ吸いたて」とか呟いたきり、ネット上でまったく文章を書いておりませんでしたが、別に警察に捕まったわけでもなく、なんとか生きておりました。
 いや、惰性というのは恐ろしいもので、一度『書かなくてもいいかー』と思ってしまうと再度始めるのにとんでもないポテンシャルエネルギーが必要になってくる。この言葉を書く必要性はないよなー、という思いが先行するわけですね。これがよくない。そういう風に思ってしまうと、書かれる必要性があると感じる文章なんて、そうそう出て来るものではありません。結果として、何も書けなくなる。

 まあ実際のところ、書かれる必要性のある文章、なんて考え方自体が馬鹿げているのだとは思います。なぜなら、人は他人の考えていることをまったく完全に理解することなどできないから。世界の限界、とかいう話になってしまうけれど、他人が今どう思っているのかを正確に知ることは、絶対にできないわけです。そうなると自分の心を他人に推察してもらうためには言葉が必要になってくる。たとえそれが「おしっこ吸いたて」のひとことであったとしても、他人に「ああ、幼女のおしっこ吸いたての温度か。……このくらいだろうな」と察してもらえるのです。だから、すべての文章は書かれる必要性があるし、価値がある。
 それでも、そう思っていたとしても、じゃあ自分の書く文章に価値があるのかと自問すると答えに詰まってしまうわけです。冷静に考えて「おしっこ吸いたて」はねーよ。そして、よくわからなくなった。あと、めんどくさくなった。思考の文章化にとんでもなく時間がかかるほうだと自覚できるくらいには、文章を作るのが遅いんです。
 

 そんなこんなで、はや3ヶ月ちょっとですか。
 ある程度の時間が経つと、今度は急に何か書きたくなってくるんですよね。むずむず、いや、うずうずして落ち着かなくなる。結果、こうしてぐだぐだ書いております。本当に適当だなー。
 まあ、書く内容は当然というべきか二次元のお話です。
 
 
 ここ最近は『はたらく魔王さま!』にドハマりしてました。なんか面白い創作ないかなーと思い、ラノベで比較的新しめ(あくまで俺の基準)、巻数が5巻以上出ている、なんか名前聞いたことある、あたりのフィルターをかけて広く読んでいこうと思っていたんですが、本作の1巻を読んだ後ほかの作品を読む気にならず2巻、3巻とズルズル進んでいき最新の10巻まで。それだけでは飽きたらず、アニメBD初回特典の5.5巻と2.8巻まで購入するというね。いやー、この商法ズルいだろ……小説セットでつけられたらBD買わざるをえないじゃねーか。
 
 話の内容としては、異世界の魔王や側近が種々の原因で地球は日本、東京都にやってくる。で何をするのかというと、総理大臣を暗殺して日本から世界を征服していく、わけではなくマックでバイトしてるんですよ。しかも理想的な接客で。なんだこりゃ、と。
 そんな彼(魔王は日本人外観の男性)なので、バイトの後輩である女子高生からは好意を寄せられ、店長からも重宝されている。しかし彼を追いかけて異世界から勇者(女性)がやってくることにより、物語が動いていくという。とにかく章ごとの引きがしっかりしているので、読んでいて気持ちいいですね。
 
 設定や展開ももちろん面白いのですが、俺がこの作品に惹かれた最も大きなポイントは、魔王に好意を寄せる女子高生、佐々木千穂──ちーちゃん──の扱いです。
 
 異世界の魔王やその側近の悪魔、はたまた勇者といった物語の中にしか存在していなかった人物に囲まれている彼女。力を持たずに争いの渦中にいる彼女は、幾度となく危険な目に遭いますが、彼らと関わり続けることを自らの意思で選択します。そして、異能の力を持っていない自分が、彼らのためにできることを探し、実行していく。そんな彼女の存在が、魔王達のなんとも歪な関係を、崩さずとどめている力となっている。
 
 俺の彼女に対する感情を言葉にするとしたら、「まぶしい」とかそのあたりになるんでしょうか。彼女の行動が、考えが、その在り方が眩しい。
 大切な人たちが、誰も欠けることなく自分の周りで笑っていてくれるように行動するだけの、けれど邪悪な魔力や聖なる法力にだってひけをとらない、人間の力。それこそが、『はたらく魔王さま!』の本質なんじゃないのかなー、とか思ったりしてます。