はじめのはじめ

二次元傾倒な日々。

20240110

 お兄ちゃんが寝ているところでオナニーしちゃう妹さんの話を考えています。
 異世界転移しちゃったお兄ちゃんが、魔王なりなんなりを倒して元の世界に帰ってくるわけです。元の世界では3年くらい経っているわけで、オナニーも知らないJSだった妹さんもエッチなことに興味深々なJCになっているわけです。時の流れはかくも残酷なもの。
 お兄ちゃんはようやく平和な日常をおくり始める……ことはできず、悪の組織に狙われているクラスメイトのツンデレ美少女を助けたり、世界征服を企むロリババアをシバいたりと、いろいろなトラブルに巻き込まれていきます。
 そんなある日、自室で寝ているところに妹がこっそりと入ってくるのです。
 お兄ちゃんは異世界で寝込みを襲われることが多かったので、熟睡していても周囲に気配を感じると覚醒してしまう体質になっており侵入に気づくのですが、妹の意図がわからない。そこで、なんかすごいスキルを使って、寝たふりをしながら自身の周りを俯瞰で観察するわけです。
 すると、しばらく逡巡していた妹さんですが、何かを決心したようにパサリとパジャマを脱ぎ、お兄ちゃんのふとももに自分の秘部をこすりはじめるわけです。パンツごしに。そう、パンツごしに。
 最初は何をしているのかわからなかったお兄ちゃんですが、妹の下着が湿気を帯び始めたところで、ようやく理解します。そう、異世界でもまれに経験した……これは、陰部に毒薬を仕込んで相手を暗殺する技なのだと!
 今すぐ起きて妹を問いただすことは簡単だが、それではバックにいるであろう黒幕の正体はわからない。幸い、自分はあらゆる毒物に耐性を持っているので、このまましばらく泳がせておき、自分が死なないことに焦った妹が黒幕に接触しようとするところを取り押さえようと考えるのがベストだと、お兄ちゃんは思い至ります。
 翌朝、妹さんはもじもじした様子で聞いてきます。
「に、兄さん。その……昨日はよく眠れましたか?」
「ん? ああ。自慢じゃないが、俺は一度寝たら翌朝まで何があろうと目覚めない体質なんだ」
「ふーん、そうですか……まったく兄さんはだらしないですね」
 何か考えている様子の妹にお兄ちゃんは内心でつぶやきます。──残念だったな、妹よ。俺には毒は効かないんだ。
 昼。学校をボイコットして妹を尾行していたお兄ちゃんですが、どうやらまだ黒幕と接触する様子は見られません。どうやらこれは長丁場になりそうです。
 そして、夜。
 またしても部屋に忍び込んでくる妹さん。どことなく昨夜よりもしっかりした足取りです。今夜はパジャマだけではなく下着も脱ぎ、ふとももに擦りつけてきます。しばらくは行為を続けていた妹さんですが、ふと思いついたようにお兄ちゃんの手を掴み、その指を自分の秘部に持っていき──。
 
 と、そんな感じです。ちなみに、翌日はお兄ちゃんの顔でオナニーして、その次はお兄ちゃんのを咥えながらオナニー。そしてその次が、はじめてのそうにゅうです。なんやかんやで最終的に、お兄ちゃんは悪の組織を壊滅させることに成功。そして妹にあの行為は何だったのかと質問し、真っ赤になった涙目の妹さんにボコボコにされてハッピーエンドです。
 今年の俺の目標は、この作品をどこかのライトノベル新人賞に応募することです。何卒よろしくお願いいたします。