はじめのはじめ

二次元傾倒な日々。

20240106

 フリーレンの最新話観ました。端的に、すげえ良かったです。第2クールの初回ということもあって印象的なエピソードを持ってきた感じ。ザインが自ら選択して自分の道を往くこと、そしてフリーレンが人間の成長の速さを知っていること。それらは、共に旅をしたからこそ得られたもの。
 ほとんどの物語において『変化』というものはカタルシスの要なのだろうけれど、葬送のフリーレンについては、それがより顕著に現れるというか、そう設計されている。もちろん、長命種であるフリーレンによって。長い年月の中で風化していくもの、残っているもの、形を変えて続いていくもの。フリーレンという眼を通して、そこにある変化を描写していくのが、この旅の肝なのだから。
 けれども、今回のエピソードはその舞台装置を使っていない。
 フリーレンに背中を押されて共に旅をしてきたザインは、自らの意思で、征く先を決定する。そこには長命種も短命種も関係ない。ただ、仲間とともに旅をしてきた過程が、彼に変化を与えたからだ。ごく当たり前でありふれた、使い古された話。俺にはそれが、たまらなく愛おしかった。
 
 あと、新オープニングめっちゃ良くないですか?
 昔からヨルシカ(というよりn-buna)の曲にはやられてるんですけど、今回のは好みドンピシャでした。サビで流れる一級魔法使い試験編の映像もあいまって素晴らしい……ひたすらリピートしてます。