最近のこと。
最近のこと。
16bitセンセーション第5話 ネタバレ感想
アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』が面白いのでネタバレ全開で語りたい。
アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』とは
原作は、『神のみぞ知るセカイ』(以下、『神のみ』という。)で知られる若木民喜先生の漫画で、1992年のエロゲ黄金時代の零細ゲーム制作会社を舞台に、当時の開発現場のネタやエロゲをとりまく環境をコミカルに描いている作品である。アニメ化に際しては『ANOTHER LAYER』と銘打ち、2023年を生きているオリジナルキャラ『コノハ』を主人公に据えて、コノハが1992年にタイムリープしてしまい──という原作とは異なったオリジナルストーリーにて、現代と過去のエロゲ制作環境の差異を描いていく。
主人公コノハについて
タイムリープと本作のコンセプトについて
現代のエロゲとユーザーについて
そう──このアニメを観ていて、ふと思いだしたのが、昔増田で読んだ記事だった。
大体2010~15年くらいだったと思うが、エロゲユーザーである人が、エロゲの黄金時代をリアルタイムで経験することが出来なかったことに対する想いを語った文章で、寂しさや虚しさが入り混じった感情をして「祭りが終わった後の会場で一人佇んでいる」と表現していた。
今となっては、「いや、2015年もエロゲはそれなりに売れていただろ」と反論することは出来るだろうが、当時その記事を読んだ俺としては、「あー、まあ気持ちは分からなくはないなぁ」だった。
コノハとマモルについて
(PC-98と『対話』するマモル。公式HPから引用)
おわりに
「君たちはどう生きるか」感想。あるいは、墓碑銘の素晴らしき混乱について。
まず、この作品を観た直後の感想は、「よくわからない」だった。
もともと、エンタメに振ってない作品という前情報だけは持っていたから、自分なりの解釈が必要な映画なのだろうと身構えてはいたのだが、それでも結局、本作が伝えたいことがよくわからなかった。作品の命題である「君たちはどう生きるか」の前提が、どうにも心の中に入ってこなかったのだ。「何」があって、「どう」生きるのかを問われているのか。それがわからなければ、考えようも無いだろう。 ……とはいえ流石はスタジオジブリで、よくわからない作品であるにも関わらず、僕は飽きもせずにスクリーンを観続けていたのだけれど。特に冒頭の空襲シーンの描写は、実際に熱が感じられるほど凄まじかった。
「これは、お前が俺に捧げた墓碑銘だ。だから俺は、ここに自分の名を刻む」「これは俺の作品じゃない。俺の死のために、草薙直哉が描いてくれた作品だ」「俺の墓は花であふれているだろう。だがそんなものは見せかけだ。本当の墓は、この絵の傍らにある」「A Nice Derangement of Epitaphs」(墓碑銘の素晴らしき混乱)「この作品はそう扱われるだろう。だが、それで良い」「これは、俺のための墓碑銘なのだからな」
「負けヒロインが多すぎる!」1巻の感想とか。
はぴねす2について、というよりも桐ケ谷璃乃が可愛すぎるという話。
璃乃が可愛すぎる……。
久しぶりの更新です。はい、もう璃乃が可愛すぎて精神がぐちゃぐちゃになったので、落ち着くために文章化しているだけのやつ。
というわけで、はぴねす2です。
最近(というには少し前か)流行りの、過去の有名作品にナンバリングつけて世界観を共有させた新作を発売する手法のゲームで、前作をプレイしていなくても全く問題なく読めるシナリオですね。魔法が使える少年少女達による学園もの。……と、そんなことはどうでもいい。
桐ケ谷璃乃、ですよ。
キャラクター「桐ヶ谷 璃乃」 | はぴねす!2 Sakura Celebration
クラス委員長で、明るくて、世話焼きで、しっかりしていて、ちょっと背が低いことを気にしていて、ツンデレ気質で、頼まれ事は器用にこなすけれど自分のことには不器用な女の子。あれですね、この会社の作品でいうなら『祝福のカンパネラ』のアニエスをイメージしてもらえればいいかと思います。……って、なんか別のところでもアニエスを引き合いに出した気がするな。どんだけ好きなんだよアニエスのこと。璃乃だっつってんだろ。
璃乃は理由があって主人公のことを意識しているわけですが、プレイ一週目は璃乃ルートには進めず、必ずメインヒロインの花恋ルートに進む選択肢しか選べなくなっている。花恋と璃乃は、ライバルであると同時に大切な友達でもあるので、璃乃は自分の気持ちに蓋をして主人公と花恋の背中を後押しするわけです。とうぜん璃乃は、2人に自分の気持ちを気づかせるようなヘマをする女の子ではありません。付き合い出してからも、笑顔で主人公たちを気遣うわけです。ああ、璃乃……ごめん……つらい役どころをさせてしまって……。もう、俺は花恋ルートにおける璃乃の笑顔を見るたびにダメージを受けていました。
そんな状態で2週目に選んだ璃乃ルート、まともでいられるわけがない! あれですね、一度落ちてから上がったほうが燃え上がるという一般的なシナリオの技法を、結果として2ルートを使って味わったことになる。もうね、誇張なしに、プレイ途中にヘッドホンを外して床を何度も転がりまわってました。
璃乃はね、上でも書いたように、器用と不器用のアンバランスの上で成り立っているような女の子なんですよ。で、心の深いところまで入り込んでいくと、当然のことながら不器用な面が露わになる。その不器用さが、世間における彼女の”優等生”というイメージとのギャップを生み、すげえかわいいいいいいいぃぃぃぃ! っとなるわけです。俺たちでいうところの、『めんどくさい可愛い』ってやつですね。いいですよ、璃乃。いい感じにめんどくさいです。どれくらいめんどくさいかというと、主人公に打ち明けたいことがあるのに、主人公が全然気づく素振りも無いことに腹を立てて、絶対に自分から言い出さないって決めちゃって。なんだかんだで、その状態で1年以上仲良く過ごしちゃうくらいにはめんどくさいです。皆さん、プレイしましょう。そして叫びましょう、「璃乃めんどくせー!」。
そんなめんどくさい璃乃と、紆余曲折あって付き合うことになるわけですが、そこからがまたやばい。ものすごいデレです。初速から最高速をたたき出すレベル。今までの抑圧から解放されたからか、これでもかというほどに甘えてくる。公衆の面前でのキスはやめましょうねー(さくらむすび感)。個別ルートのシナリオはそつなくまとまっているのですが、これ、その道に長けたライターさんが書いていたなら、依存によって璃乃がダメダメになっていくような展開を入れることもできただろう、っているレベルで主人公にベッタリ。そういう展開も見たかったのですが、今回は普通にまとまってました。
あとねー、声がいいです。普段の声もいいんですが、自分に自信が持てない時とかに出す、「~なの?」っていう疑問の声! 普段ハキハキとしゃべっている璃乃が、心を揺らしながら小声で聞いてくる! 俺を殺す気か!
結論、璃乃が可愛いから、これを読んだ諸氏は、はぴねす2やりましょう。
以上。